囲碁サミット2009

2009年7月18日

第1部 全国10市が参加シンポ 囲碁文化交流の輪育む

 囲碁サミット2009は7月18日午後1時30分から尾道市民センターむかいしま文化ホールで囲碁のまちづくりと取り組んでいる10市の代表が参加して行われました。
 
 地域に息づく囲碁文化をテーマに開幕したシンポジウムは囲碁を「市技」に制定している尾道市の平谷祐宏市長につづき日本棋院大竹英雄理事長、松谷成人尾道市会議長が囲碁文化振興の取り組みの発展を祈念するあいさつがあり、東大教授兵頭俊夫氏の基調講演「東京大学の囲碁入門授業」の後パネルディスカッションに移りました。
 
 助言者は日本囲碁界のリーダー大竹英雄理事長と女流棋聖梅沢由香里さん。コーディネーターは地元秀策杯の大盤解説の聞き手としておなじみの田中紗月アマ6段。パネラーは日本棋院と事業協定して小学校で囲碁教室を普及させた秋田県大仙市。商店街を会場に千面打ちイベントを開催した神奈川県平塚市。碁石と碁盤の産地である宮崎県日向市。それに主催地の尾道市が加わって各自治体の取り組みや今後の問題点などが話し合われました。
 
 
サミット宣言は長野県大町市、埼玉県北本市、山梨県北杜市、京都府綾部市、島根県益田市、同県大田市が参加、来年度の第3回囲碁サミットを大町市で開催することを決めました。

開会のあいさつをする大竹英雄日本棋院理事長

開会のあいさつをする大竹英雄日本棋院理事長


東京大学兵頭俊夫教授による基調講演

東京大学兵頭俊夫教授による基調講演


パネルディスカッション助言者の梅沢由香里女流棋聖

パネルディスカッション助言者の梅沢由香里女流棋聖

サミット宣言を行う平谷祐宏尾道市長と参加自治体の皆様

サミット宣言を行う平谷祐宏尾道市長と参加自治体の皆様

 


第2部は、市民劇団尾道テゴー座公演「秀策・虎次郎ものがたり」原作庚午一生、脚本村上宏治、プロデューサー田島美鈴。因島、尾道公演の内容を囲碁サミット開催にあわせ短縮バージョンに制作。
 
 因島出身の幕末の天才棋士、碁聖・本因坊の一生を芝居で表現、笑いと涙と感動を与えました。

秀策・虎次郎ものがたり

尾道の豪商橋本吉兵衛と対局する虎次郎(秀策6歳)。吉兵衛は秀策の才能を発見した。

秀策・虎次郎ものがたり

三原城主浅野公は、虎次郎(秀策7歳)の棋力に感心した。

秀策・虎次郎ものがたり

母カメから碁の手ほどきを受ける虎次郎(秀策5歳の頃)。

本因坊秀策囲碁記念館

本因坊秀策生誕の地「尾道市・因島外浦」の囲碁記念館。秀策ゆかりの品の展示、生家を再現公開しています。[ 詳細は公式サイトへ LinkIcon ]