第38期名人戦第2局

2013年9月18日19・20日西山別館

第38期名人戦第2局 尾道で開催

●9月18日 前夜祭(西山別館食事会)
●19・20日 第38期囲碁名人戦第2局 大盤解説会

2013年9月19・20日、西山別館で第38期の囲碁名人戦第2局を行なわれました。18日には、同じく西山別館で両対局者を激励する前夜祭(食事会)が開かれました。

 
名人戦

挑戦者 井山祐太(いやま・ゆうた)

 
1989年5月24日生まれ。大阪府東大阪市出身。石井邦生九段門下。2002年入段。09年、第34期名人戦で張栩名人を4.1で破りタイトル奪取し20歳4ヶ月・史上最年少名人となる。名人獲得により史上最年少で九段昇段。その後、本因坊、天元、王座、碁聖、十段を獲得する。13年、棋聖を獲得し、史上初の六冠と、七大タイトルグランドスラムを達成。今期の名人戦で「大三冠」を目指す。

名人 山下啓吾(やました・けいご)

 
1978年9月6日生まれ。北海道旭川市出身。菊池康郎氏に師事。93年入段。2003年九段。00年に碁聖を獲得。その後、棋聖4連覇をはじめ、天元、王座を獲得。10年、本因坊を獲得し、本因坊道吾(どうわ)と号す。第36期名人戦では挑戦者として井山裕太名人から4勝2敗で名人位を奪取し、史上7人目の名人・本因坊になる。昨年、第37期の名人戦では、挑戦者の羽根九段を退けて初防衛、今期は名人3連覇がかかる。

前夜祭(9月18日)

第38期囲碁名人戦第2局が尾道市の西山別館で開催、9月18日(水)には山下敬吾名人、挑戦者の井山裕太棋聖を囲む前夜祭が行われ、120人が参加しました。

 

前夜祭の前に、山下敬吾名人と挑戦者井山裕太棋聖らが因島外浦町の本因坊秀策囲碁記念館を訪れ、本因坊秀策の御墓参りや館内を拝観されました。
 

初日(9月19日)

名人戦第2局が尾道市で開催

19日(木)午前9時に平谷祐宏尾道市長も同席して対局が始まりました。
1日目は、井山棋聖が42手目を封じて打ちかけとなりました。
 

2日目(9月20日)

名人戦第2局 挑戦者の井山棋聖が勝利 1勝1敗のタイに持ち込む

第38期囲碁名人戦第2局は2日目の20日(金)、尾道市の西山別館で打ち継がれ、挑戦者の井山裕太棋聖が山下敬吾名人に162手までで白番中押し勝ちし、1勝1敗のタイとしました。

 
<最終図> 先番・山下名人(162手まで)
 

 
大盤解説会の解説は 中野寛也九段巻幡多栄子三段のお二人でした。

お問い合わせ先

尾道市囲碁のまちづくり推進協議会
〒722-8501
尾道市久保一丁目15-1
尾道市教育委員会文化振興課内
TEL0848-25-7366

本因坊秀策囲碁記念館

本因坊秀策生誕の地「尾道市・因島外浦」の囲碁記念館。秀策ゆかりの品の展示、生家を再現公開しています。[ 詳細は公式サイトへ LinkIcon ]