囲碁のまち尾道

動画「囲碁のまち尾道」

会長挨拶

平谷祐宏会長(尾道市長)
 皆さんこんにちは。尾道市囲碁のまちづくり推進協議会会長の平谷祐宏でございます。
 
 明治31年、全国で45番目に市になり、平成30年に市制施行120周年を迎えた尾道市は、瀬戸内海のほぼ中央、広島県東南部に位置し、往古から瀬戸内物流の拠点として繁栄してまいりました。また、歴史ある数多くの名刹が存在し、伝統文化の息づくまちとしても知られています。
 
 市制施行後、周辺地域との合併により、今では人口約13万人余、面積は284.85k㎡、本州と四国を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」の本州側起点として、海・島と山地・丘陵が織り成す多様で自然豊かなまちとなっています。
 
 因島は、江戸時代、碁聖と謳われた天才棋士「本因坊秀策」生誕の地で、伝統的に囲碁が盛んな地域で、平成9年、全国で初めて《囲碁》を「市技」に制定しました。
 
 平成18年1月、尾道市は因島市と合併し、《囲碁》を「市技」として引継ぎ、囲碁文化の保存・継承・創造を基本理念に「囲碁によるまちづくり」に取り組んでいます。
 
 囲碁のまちづくり組織として活動している「尾道市囲碁のまちづくり推進協議会」は、行政関係者だけでなく、市を代表する各種団体や、囲碁協会などで構成され、全国でも珍しいプロ・アマ戦「本因坊秀策囲碁まつり」や、タイトル戦、市民囲碁大会、こども囲碁教室、初心者・レディース囲碁教室等、多彩なイベントを開催しています。
 
 また、尾道にお越しいただいた囲碁愛好家のご要望に応じて、ボランティアの棋士を派遣し、囲碁の出前対局を行っています。囲碁の「碁」と「ボランティア」をもじって「碁ランティア」と名づけていますが、囲碁をとおして交流と友好を深めることができると、全国の皆様から好評をいただいています。
 
 平成20年9月には秀策生誕の地に、復元した秀策生家を併設する、「 本因坊秀策囲碁記念館 LinkIcon 」を開館しました。全国の皆様が一人でも多く囲碁記念館にお越しいただきますようお願い申しあげます。
 
 秀策ゆかりの品や囲碁関連資料の展示等、秀策を顕彰しながら、碁聖本因坊秀策生誕の地に相応しい「囲碁の殿堂」として、囲碁文化を全国に発信して参ります。

本因坊秀策囲碁記念館

本因坊秀策生誕の地「尾道市・因島外浦」の囲碁記念館。秀策ゆかりの品の展示、生家を再現公開しています。[ 詳細は公式サイトへ LinkIcon ]