第78回本因坊秀策囲碁まつり
「第10回女流秀策杯」

2024年3月16・17日
 
 2024年(令和6年)3月16・17日に、全国のアマチュア棋士を対象とした「クラス別競技大会」、女流プロ棋士8名と女流アマチュア8名によるトーナメント戦「女流秀策杯」などを行なう囲碁まつりを開催しました。

16日(土)

指導碁(41名)

 
山本賢太郎六段(日本棋院)をはじめ9人のプロ棋士が、囲碁愛好家41名に指導しました。

出口万里子二段 (関西棋院)
髙山邊楓実初段 (関西棋院)
王景怡四段 (日本棋院)
矢代久美子六段 (日本棋院)
加藤優希初段 (日本棋院)
岩田紗絵加二段 (関西棋院)
金賢貞四段 (日本棋院)
加藤千笑三段 (日本棋院)
山本賢太郎六段 (日本棋院)
プロ棋士全員

子ども囲碁教室(9名)

本因坊秀策囲碁記念館を見学(16名)

本因坊秀策囲碁記念館(尾道市因島外浦町)の見学と本因坊秀策の墓を木村修二館長が案内しました。

 

前夜祭(48名)

17日(日)

女流秀策杯トーナメント(16名)

 
女流秀策杯は、女流プロ棋士8人と、女流アマ8人によるトーナメント戦で、盤上で熱戦を繰り広げました。アマチュア棋士は今治市からは石丸侑花さんらが出場、おしくも全員1回戦で敗れました。アマチュア出場者は以下の8人です。

石丸侑花 さん
(愛媛県今治市)
岡野順子 さん
(広島県尾道市)
服部能子 さん
(大阪府大阪市)
松原全恵 さん
(広島県尾道市)
柳沢実寿々 さん
(岐阜県岐阜市)
村井多美子 さん
(広島県尾道市)
渡辺典子 さん
(広島県福山市)
毛利秀子 さん
(広島県尾道市)

決勝戦 - 加藤千笑三段が初優勝

公開対局の決勝戦は、加藤千笑三段(日本棋院)と出口万里子二段(関西棋院)の対局となり、加藤三段が出口二段を中押しで破り、女流秀策杯初出場で初優勝の栄冠をかちとりました。
 

 
大盤解説:山本賢太郎六段(日本棋院)、聞き手:矢代久美子六段(日本棋院)
時計係:岩田紗絵加二段(関西棋院)、記録係:髙山邊楓実初段(関西棋院)

加藤三段には平谷裕宏弘実行委員長から賞状と優勝カップが手渡され、特別協賛の広島県信用組合様から賞金50万円が贈られました。
 

 
↓表彰式の動画↓
 

加藤三段は、『尾道に来るのは5年ぶりで2回目なんですけど、凄く楽しみにしていまして、参加出来てとても嬉しいです。前夜祭で日本棋院中部総本部の棋士が女流秀策杯で優勝したことがまだないということを聞いて、中部のかたが頑張れたらいいなあと思ってたんですけど、まさか優勝できると思ってなかったので、とても光栄に思います。プロ棋士になってから何かで優勝するということも今まで無くて初めてなので、とても嬉しいです。これを機に他の対局でも頑張っていきたいです。』と笑顔でコメントしました。
 
女流秀策杯の結果は次の通りです。
 

決勝戦動画

決勝戦の模様を動画でご覧になれます。(1時間22分53秒)

 

クラス別競大会(112名)

全国から112名が出場。階級別にわかれ、白熱した戦いが行なわれました。勝利数などから優勝者を決めました。また、前々大会から男性も参加できることになり、各クラスとも男性の頑張りが成績に表れる大会となりました。

 

成績は次の通りです。
 

5段以上戦
(23名)

【優勝】岡本 拓也(岐阜県岐阜市)

【優勝】服部 清彦(大阪府大阪市)

【三位】佐藤 健一(広島県三原市)

4段
(19名)

【優勝】内田 耕二(広島県東広島市)

【二位】渡邊 朋紀(広島県広島市)

【三位】古川 秀文(広島県三原市)

3段
(17名)

【優勝】三次雄太郎(広島県三原市)

【二位】大平 師由(広島県福山市)

【三位】杉原  収(広島県尾道市)

2段戦
(16名)

【優勝】新久 正俊(広島県広島市)

【二位】村上  哲(広島県尾道市)

【三位】坂本 勝成(広島県福山市)

初段戦
(14名)

【優勝】上村  慧(広島県尾道市)

【二位】山崎 幸夫(広島県竹原市)

【三位】石丸 孝雄(愛媛県今治市)

級位戦
(23名)

【優勝】大原 直樹(広島県府中市)

【二位】佐藤 成文(広島県福山市)

【三位】西田 伊織(広島県広島市)

地元学生ボランティア

地元尾道市の因島高校囲碁部と因島南中学校囲碁部が運営スタッフとして参加協力しました。

 
第78回本因坊秀策囲碁まつり・第10回女流秀策杯の告知ページは こちらから

本因坊秀策囲碁記念館

本因坊秀策生誕の地「尾道市・因島外浦」の囲碁記念館。秀策ゆかりの品の展示、生家を再現公開しています。[ 詳細は公式サイトへ LinkIcon ]