第70回本因坊秀策囲碁まつり・第6回女流秀策杯

2017年3月18・19日

 

2017年3月18・19日、尾道市向島町の市民センターむかいしまで、全国の女流アマチュア棋士を対象とした女流クラス別競技大会と、女流プロ棋士8名と女流アマチュア8名によるトーナメント戦「女流秀策杯」などの女流囲碁まつりを開催しました。

18日(土)

指導碁


山本賢太郎五段(日本棋院)をはじめ、9人のプロ棋士が、参加した囲碁愛好家に指導しました。

小西和子八段

木部夏生二段

榊原史子六段

三村芳織三段

万波奈穂三段

山本賢太郎五段

兆乾二段

田村千明三段

青葉かおり五段

本因坊秀策囲碁記念館を見学(因島外浦町)

 
本因坊秀策の墓参りをしました。

19日(日)

 

女流秀策杯トーナメント

 
女流秀策杯は、女流プロ棋士8人と、前日の予選を勝ち抜いた女流アマ8人によるトーナメント戦で、盤上で熱戦を繰り広げました。アマチュア棋士は尾道市からは福家柔さんが出場、おしくも全員1回戦で敗れました。
 

 

女流秀策杯第1回・2回の優勝者・万波奈穂三段が2年ぶりに参加。惜しくも準決勝で三村芳織三段に敗れました。

決勝戦 - 小西和子八段が初優勝

公開対局の決勝戦は、大会参加回数最多者の小西和子八段(関西棋院)と今回2回目の参加で前回はしなかった本因坊秀策の墓参りをして挑んだ三村芳織三段(日本棋院)の対局となり、静かで熱い戦いが繰り広げられました。
 
盤面解説は、山本賢太郎五段(日本棋院)が務め、分かりやすい解説で会場を盛り上げました。
 
序盤は接戦していましたが、最後は小西八段が中押しで破り、本大会初優勝となりました。
 

大盤解説:山本賢太郎五段(日本棋院)、聞き手:榊原史子六段(関西棋院)

 

↓決勝戦のダイジェスト動画↓

小西八段には佐藤昌弘実行委員長から賞状と優勝カップが手渡され、特別協賛の広島県信用組合様から賞金50万円が贈られました。

 

 
↓表彰式の動画↓

小西八段は、「3年前は準優勝だったので、今回決勝に出れたので優勝したいなと思いました。近年成績がよくないので、これで弾みをつけて頑張っていきたいなと思います。」と笑顔でコメントしました。

女流秀策杯の結果は次の通りです。

 
女流秀策杯結果

クラス別競技会

全国から29人が出場。対局会場は熱気に包まれました。
階級別(A・B)にわかれ、白熱した戦いが行なわれました。勝利数などから優勝者を決めました。
 

成績は次の通りです。

 

Aクラス戦

【優勝】勝田智葉さん(広島市)

【二位】藤本陽子さん(岡山市)

【三位】宇利美佐子さん(三重県尾鷲市)、畠瞳さん(広島市)

Bクラス戦

【優勝】武田佳子さん(岡山県井原市)

【二位】石丸侑花さん(愛媛県今治市)

【三位】積山もうさん(広島市)、積山みるひさん(広島市)

第70回本因坊秀策囲碁まつり第6回女流棋士杯の告知ページは こちらから

本因坊秀策囲碁記念館

本因坊秀策生誕の地「尾道市・因島外浦」の囲碁記念館。秀策ゆかりの品の展示、生家を再現公開しています。[ 詳細は公式サイトへ LinkIcon ]