第72回本因坊秀策囲碁まつり・第7回女流秀策杯

2018年3月17・18日
 

2018年3月17・18日、尾道市向島町の市民センターむかいしまで、全国の女流アマチュア棋士を対象とした女流クラス別競技大会と、女流プロ棋士8名と女流アマチュア8名によるトーナメント戦「女流秀策杯」などの女流囲碁まつりを開催しました。

17日(土)

指導碁

 

山本賢太郎五段(日本棋院)をはじめ、9人のプロ棋士が、参加した囲碁愛好家に指導しました。

小野綾子初段

上野愛咲美女流棋聖

飛田早紀初段

山本賢太郎五段

青葉かおり五段

加藤啓子六段

金賢貞四段

小西和子八段

村岡美香四段

子ども囲碁教室

 

本因坊秀策囲碁記念館を見学(因島外浦町)

 

日本棋院の加藤啓子六段と金賢貞四段が本因坊秀策囲碁記念館の見学と本因坊秀策の墓参りをしました。

 

19日(日)

女流秀策杯トーナメント

女流秀策杯は、女流プロ棋士8人と、前日の予選を勝ち抜いた女流アマ8人によるトーナメント戦で、盤上で熱戦を繰り広げました。第3回大会以降、アマチュアがプロ棋士に勝てていませんでしたが、今回は2人のアマチュアがプロ棋士を破るという結果となりました。

 
 
 

第5回女流秀策杯の優秀者・加藤啓子六段(日本棋院)と第6回優勝者・小西和子八段(関西棋院)が2回戦目で戦いとなり、小西八段が三目半で勝ちましたが、3回戦目で青葉かおり五段(日本棋院)に敗れました。

決勝戦 - 上野愛咲美女流棋聖が初優勝

公開対局の決勝戦は、上野愛咲美女流棋聖(日本棋院)と4回連続出場で前夜祭で優勝に燃えていた青葉かおり五段(日本棋院)の対局となり、静かで熱い戦いが繰り広げられました。

 
盤面解説は、山本賢太郎五段(日本棋院)が務め、分かりやすい解説で会場を盛り上げました。
 
上野女流棋聖が青葉五段を中押しで破り、本大会初優勝となりました。
 

大盤解説: 山本賢太郎五段(日本棋院)、聞き手: 飛田早紀初段(関西棋院)

上野女流棋聖には佐藤昌弘実行委員長から賞状と優勝カップが手渡され、特別協賛の広島県信用組合様から賞金50万円が贈られました。

 

 
↓表彰式の動画↓


上野女流棋聖は、「尾道に来れてよかったです。今回、指導碁と子ども教室に参加させていただいたのですが、尾道の皆様はとても優しくて、楽しく囲碁が打てました。また来れたらいいなと思います。ありがとうございます。」と照れながら笑顔でコメントしました。
 

ロビーにて。上野女流棋聖(左)と青葉五段(右)

女流秀策杯の結果は次の通りです。

 

クラス別競技会

全国から62人が出場。対局会場は熱気に包まれました。階級別(A・B・C・D)にわかれ、白熱した戦いが行なわれました。勝利数などから優勝者を決めました。また、今大会から中学生以下の男性は、クラス別競技大会に参加できることになりましたが、各クラスとも男性の頑張りが成績に表れる大会となりました。
 

 

成績は次の通りです。

 

Aクラス戦
(6人)

【優勝】宮野内樹さん(広島市)

【二位】羽田啓真さん(福山市)

【三位】勝田智葉さん(広島市)

Bクラス戦
(14人)

【優勝】山本伊織さん(廿日市市)

【二位】渡辺典子さん(三原市)

【三位】三宅美菜子さん(広島市)

Cクラス
(20人)

【優勝】柏田湊さん(北広島町)

【二位】武田佳子さん(井原市)

【三位】石丸侑花さん(今治市)

Dクラス
(22人)

【優勝】積山みるひさん(広島市)

【二位】岡之上ケビンさん(福山市)

【三位】打明信之介さん(尾道市)

第72回本因坊秀策囲碁まつり・第7回女流秀策杯の告知ページは こちらから

本因坊秀策囲碁記念館

本因坊秀策生誕の地「尾道市・因島外浦」の囲碁記念館。秀策ゆかりの品の展示、生家を再現公開しています。[ 詳細は公式サイトへ LinkIcon ]