囲碁サミット2022宣言文

 全国で囲碁文化の振興に取り組む11の自治体が、江戸時代に碁聖と謳われた天才棋士「本因坊秀策」の生誕地であり、“囲碁”を全国的にも珍しい「市技」に制定している尾道市に集い、「子どもが夢中になる囲碁の教え方」をテーマに、第14回囲碁サミッ卜を開催しました。
 
 長年人々から愛されている囲碁は、平安時代の源氏物語にも登場し、古くから多くの人に親しまれてきました。現代においても、創造力を育み、集中力が身につくなど医学的にも効果が認められており、年齢や国籍を問わず、誰でも生涯楽しむことのできる素晴らしい伝統文化として注目されています。
 
 日本伝来から千年以上にわたり進化し続ける囲碁の歴史と伝統を学び、囲碁の特性を最大限に活用した人づくり・まちづくりを推進していくことが求められています。
 
 本日、囲碁サミッ卜に参加した私たちは、先人が築いてきた素晴らしい囲碁文化の歴史を継承し、それぞれの地域の特性に応じた囲碁文化の振興を図るとともに、囲碁を活用したまちづくりに尽力することを確認し、次のとおり宣言します。

  1. 地域の特性を生かした囲碁文化振興事業の充実、発展に努めます。
  2. 地域学校、行政が連携し、子どもから大人まで、幅広い世代が囲碁に親しめる環境づくりに努めます。
  3. 囲碁にゆかりのある自治体は、お互いの取組を尊重し、学び合い、連携を図るとともに更なる囲碁文化の普及に努めます。
  4. 第15回囲碁サミットを岡山県倉敷市において開催します。
令和4年8月6日
囲碁サミット2022 in おのみち

囲碁サミット2022宣言文の採択に参加した自治体

松野哲市長
落合克宏市長
牛越徹市長
河上敢二市長
広瀬慶輔市長
山本浩章市長
伊藤香織市長
松嶋盛人市長
松尾勝利市長
十屋幸平市長
平谷祐宏市長
以上

本因坊秀策囲碁記念館

本因坊秀策生誕の地「尾道市・因島外浦」の囲碁記念館。秀策ゆかりの品の展示、生家を再現公開しています。[ 詳細は公式サイトへ LinkIcon ]